3割の家庭が省エネ実行、カギは「ナッジ」

■環境省の大規模実証事業■

日本オラクルと住環境計画研究所(東京・千代田)は6月29日、環境省から委託した家庭での省エネ促進を目指した実証事業の結果を発表した。このプログラムは行動経済学の「ナッジ」を活用したもので、全国のエネルギー事業者5社が供給している約30万世帯で2017年から4年間に渡り検証を行ってきた。実証事業の規模としては日本初の試みだ。結果は、3割の家庭が省エネを意識した行動変容を起こし、4年間の累積CO2削減量は4万7千トンだった。(オルタナS編集長=池田 真隆)

M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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キーワード: #脱炭素

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