JBICや邦銀関与のインドネシア石炭火力に「不正」相次ぐ

記事のポイント


  1. 日本が支援するインドネシアのチレボン石炭火力で、複数の不正行為
  2. 現地住民とNGOは、JBICと3メガバンクに資金提供の中止を訴える
  3. 発電所のうち1基は「早期退役」が決まったものの、先行きは不透明

日本が支援するインドネシアのチレボン石炭火力発電所が、環境NGOなどから批判を集めている。すでに住民無視の建設強行、漁場破壊や健康被害、増収賄など複数の不正行為が明らかになった。5月21日からは6日間の日程で現地住民らが来日し、プロジェクトに資金を提供する国際協力銀行(JBIC)や3メガバンクに撤退を要請した。(オルタナ副編集長・長濱慎)

チレボン石炭火力発電所。奥が1号機、右が2号機(写真:インドネシア環境フォーラム。2020年10月撮影)
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

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キーワード: #脱炭素

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