アルギン酸メーカーのキミカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:笠原文善)は、2022年に竣工した新社屋「キミカ本館」が建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において最高位の「五ツ星」を獲得しました。
新社屋「キミカ本館」は、ワークショップを通じて汲み取った「社員の想い」をもとに設計され、環境性能に優れた技術や災害対応設備が多く採り入れられました。
全面ガラス張りの外壁は断熱性に優れた三重窓と調光制御ブラインドにより熱負荷を軽減し、空調には天井輻射空調システムを採用することで、無風・無音で温度ムラがなくからだに優しい環境を創出するとともにエネルギー消費を削減しました。また、天井輻射空調の熱源に井水を活用することで、更に省エネ性能が高められています。
換気には外調機や全熱交換器を採用して室内空調負荷を低減するとともに、LED照明や節水型自動水栓、潜熱回収型のガス給湯器等を採用。最終的に建物全体の消費エネルギーを41%削減することに成功し、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において最高位である「五ツ星」の評価を得ました。
株式会社キミカは、より良い未来の実現を目指してサステナビリティ経営を実践して参ります。
■建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)について
BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)とは、「非住宅建築物に係る省エネルギー性能の表示のための評価ガイドライン(2013)」に基づく建築物省エネルギー性能表示制度の略称で、省エネルギー性能を5段階で評価するものです。評価は建築物省エネ法第 7 条に基づく建築物の省エネ性能表示のガイドラインに沿った第三者機関により行われ、事務所用途の建物では設計一次エネルギー消費量40%以上で五つ星の評価となります。
■株式会社キミカ
株式会社キミカは、海藻由来の天然多糖類「アルギン酸」の日本唯一のメーカーです。アルギン酸市場における国内シェアは90%を超え、高品質が求められる食品・医薬品向けの分野では世界トップの生産量を誇ります。近年はSDGsのフロントランナーとしても注目されており、2020年には日本のSDGsの最高賞「ジャパンSDGsアワード」の特別賞を受賞、2021 年には環境大臣賞を2度受賞、2022年には英国王立財団が創設した世界で最も権威ある環境賞「アースショット賞」にノミネートされています。
キミカウェブサイト:https://www.kimica.jp/