廃プラから水素を取り出す新技術に期待と懸念

廃プラスチックから水素と炭素繊維「カーボンナノチューブ」をつくり出す新技術が昨年、論文で発表された。水素はエネルギー源として、カーボンナノチューブは軽量で強度が高い新素材として注目される。技術の進展には期待したいが、逆にプラ削減の動きを鈍らせる懸念も感じる。(オルタナ編集委員・栗岡理子)

廃プラを「チン」すると水素と高機能材料に

プラスチックに含まれる水素の97%を取り出せる © 岩谷産業株式会社
環境にやさしい暮らしを考える

栗岡 理子(編集委員)

1980年代からごみ問題に関心をもち、活動しています。子育て一段落後、持続可能な暮らしを研究するため、大学院修士課程に進学。2018年3月博士課程修了(経済学)。専門は環境経済学です。執筆記事一覧

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