東大に集う「異業種企業人のエコシステム」

■小林光のエコめがね(10)■

論者も参加している産学協働の取り組みに、東大の社会連携部門の一つ「サステイナブル未来社会創造プラットフォーム」がある。この活動歴は2年余だが、どんどんと会員が増えて、14社、1研究組合、1自治体の16組織が参加して闊達な議論を行っている。

この集まりの特徴はいくつかあるが、そうした特徴のうち、最も顕著なものは、企業が、産業団体のしがらみなどを離れて自由に未来社会を構想し、そこへ至る道についての提言を、政策提案も含めて行うという活動目的にある。活動目的のポンチ絵はこれまホームページ内にあるとおりである。

サステイナブル未来社会創造プラットフォームのHP
hikaru

小林 光(東大先端科学技術研究センター研究顧問)

1949年、東京生まれ。73年、慶應義塾大学経済学部を卒業し、環境庁入庁。環境管理局長、地球環境局長、事務次官を歴任し、2011年退官。以降、慶應SFCや東大駒場、米国ノースセントラル・カレッジなどで教鞭を執る。社会人として、東大都市工学科修了、工学博士。上場企業の社外取締役やエコ賃貸施主として経営にも携わる

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キーワード: #SDGs

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