原田勝広の視点焦点―ノーベル平和賞と「報道の危機」

強権政治で報道の自由脅かされる

ことしのノーベル平和賞には驚かされました。ロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」の編集長、ドミトリー・ムラトフさん(59)とフィリピンでニュースサイトを率いるマリア・レッサさん(58)に贈られることになったからです。この賞についてノーベルは遺言で「国家間の友好関係、軍備の削減・廃止、及び平和の会議のために貢献した人物・団体に授与すべし」と言い残しています。(オルタナ論説委員=原田 勝広)

ドミトリー・ムラトフさん(C)Olaf Kosinsky/CCBYSA3.0
ドミトリー・ムラトフさん(C)Olaf Kosinsky/CCBYSA3.0
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原田 勝広(オルタナ論説委員)

日本経済新聞記者・編集委員として活躍。大企業の不正をスクープし、企業の社会的責任の重要性を訴えたことで日本新聞協会賞を受賞。サンパウロ特派員、ニューヨーク駐在を経て明治学院大学教授に就任。専門は国連、 ESG・SDGs論。NPO・NGO論。現在、湘南医療大学で教鞭をとる。著書は『国連機関でグローバルに生きる』など多数。執筆記事一覧

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