「ケアする」というラディカルなアクション

多様で健康的なファッションの未来を考える(11)

「REPAIR IS A RADICAL ACTION(修理は急進的な行為)」――。これは製品をより長く使いつづけられるようリペアなどのサポートを行うパタゴニアのプログラム「Worn Wear」が掲げているメッセージである。気候危機への対策として「壊れたら直す」という行動は、あまりにも素朴に思えるかもしれないが、最新のテクノロジーや素材に期待するだけでなく、今日から、今から、誰もが始められるこのアクションが実はもっともパワフルかもしれない。(一般社団法人unisteps共同代表=鎌田 安里紗)

「ケアする」というラディカルなアクション
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鎌田 安里紗(一般社団法人unisteps共同代表)

一般社団法人unisteps共同代表。衣服の生産から廃棄の過程で、自然環境や社会への影響を意識する”エシカルファッション”に関する情報発信を積極的に行い、ファッションブランドとのコラボレーションでの製品企画、衣服の生産地を訪ねるスタディ・ツアーの企画などを行っている。暮らしのちいさな実験室Little Life Labを主宰。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程在籍。環境省「森里川海プロジェクト」アンバサダー。【連載】多様で健康的なファッションの未来を考える

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