英シンクタンク「アンモニア石炭混焼で脱炭素できず」

日本が「ゼロエミッション火力」の名のもとに進める石炭新技術は、脱炭素にほとんど貢献しないーー。英国の気候シンクタンクは2月14に発表したレポートで、こう指摘した。石炭火力のアンモニア混焼、IGCC(石炭ガス化複合発電)、 CCS(二酸化炭素回収貯留)の3つを検証し、これらの技術に固執すれば「電力会社の株主と日本社会が大きな代償を払う可能性がある」と警鐘を鳴らす。(オルタナ編集部・長濱慎)

英シンクタンクが日本語版レポートを発表(Transition Zero『石炭新技術と日本』表紙より)
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

執筆記事一覧

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..