オーガニック繊維からできた製品だと保証するGOTSの認証を2021年に受けた件数が認証制度を初めてから過去最多を記録した。2021年には80カ国から1万2388の企業/施設が認証を受けた。認証件数の増加率が高かった国は、トルコ(昨対比61%、1799件)、イタリア(53%、894件)、ドイツ(19%、817件)、ポルトガル(35%、608件)、フランス(22%、122件)だった。(オルタナS編集長=池田 真隆)

サステナビリティの潮流を受け、オーガニックコットンを求める事業者は増えている

GOTSは、「オーガニックテキスタイル世界基準」という名称の国際認証制度だ。認証の範囲は紡績、編み、織り、染色、縫製、加工など繊維に関してすべての工程を対象としている。GOTSは認証業務を行わず、認証するのはGOTSが認可した第三者の認証機関である。

認証を取るには、オーガニック原料(綿・ウール・シルクなど)を使い、環境配慮、社会的責任を果たすことが求められる。具体的には遺伝子組換え技術の禁止、アゾ染料など毒性の強い薬剤の使用禁止、児童労働の禁止、廃水処理方法の基準、社会規範のコンプライアンスなどを審査する。

GOTSはNPO法人日本オーガニックコットン協会、オーガニックトレードアソシエーション(米国)、国際天然繊維産業協会 IVN(ドイツ)、英国土壌協会(英国)が2002年に立ち上げた、自己資金で運営する非営利組織だ。

2002年から始めた認証だが、2021年が過去最多の認証件数を記録した。世界の主要市場でオーガニック製品の国際基準として認められたことを受け、GOTSのクラウディア・ケルステン マネージングディレクターは、「2002年当時は多くの人にとって夢物語のように思えたものが、この20年で現実となった」と話した。

2021年にGOTS認証施設の増加率が高かった国は、トルコ(+61%、1,799件)、イタリア(+53%、894件)、ドイツ(+19%、817件)、ポルトガル(+35%、608件)、フランス(+22%、122件)、デンマーク(+14%、115件)、スイス(+15%、61件)、ベルギー(+55%、59件)、スウェーデン(+34%、51件)、ベトナム(+264%、51件)だった。