リキュールで「やんばる」と若者つなぐ

長期化するコロナ禍の影響で多くの個人商店が厳しい状況に立たされている。沖縄最北端にある創業70年の泡盛酒造所「やんばる酒造」もそうだ。やんばるの世界遺産に相当するほどの大自然と美しい湧き水から泡盛を作るが、コロナによって月平均の売上高は30%も減少した。経営を立て直すために、沖縄の慣習「模合(もあい)」を活かして地元の生産者の力を集めた「リキュール」を開発した。薄利多売の従来型のモデルから脱却して、環境配慮・地域貢献を軸に酒離れが進む若年層の開拓に挑む。(オルタナS編集長=池田 真隆)

1950年に地元民の出資でできた「やんばる酒造」
M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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