P・ホーケンの気候変動解決策、「食品ロス削減」は3位

2021年のCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)で主要議題の一つに挙がったのがEV(電気自動車)だ。しかし世界の専門家200名による、地球温暖化の進行を「逆転」させる100の方法『プロジェクト・ドローダウン』では、「食品ロス削減」の順位はEVよりはるかに高かった。(オルタナ客員論説委員・井出留美)

食糧システムからの温室効果ガスが、全体の3分の1を占めるとする論文も
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井出 留美(オルタナ客員論説委員)

ジャーナリスト。奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11で廃棄に衝撃を受け誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力。近著『捨てないパン屋の挑戦』『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てられる食べものたち』『食品ロスをなくしたら1か月5,000円の得!』、監修書『食品ロスの大研究』他。食品ロスを全国的に注目されるレベルに引き上げたとして第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/令和二年度 食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。「メディアが報じない世界の食品ロス情報 SDGss世界最新レポート」連載中。

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キーワード: #フードロス#脱炭素

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