全国に広がる「オーガニック給食」、そのメリットは

私たちの身体は食べたものでできている。そう考えたのは、今から6年ほど前に、玄米和食の給食とこども達による本物の味噌づくりを行う福岡市・高取保育園を舞台にしたドキュメンタリー映画『いただきます‐みそをつくるこどもたち』に登場する子どもたちの姿に心が動いたからだった。化学肥料を使わない豊かな土壌は、食物にミネラルなどの栄養を与え、手作りの発酵食は健康の要である腸内環境を整える。こうした先進事例に背中を押された教育者や、子どもたちの健康を願う親が、地域産業の育成や地域創生を目指す自治体と共鳴し、有機や自然栽培の食材を取り入れた、いわゆる「オーガニック給食※1」の導入が進んでいる。(照井敬子)

給食のオーガニック化が進む(画像はイメージ)
terui_keiko

照井 敬子

薬樹株式会社SDGs推進担当マネジャー・NPO法人Liko-net代表理事 医療という人の命に関わる仕事だからこそ、持続可能な仕組みを大切にしたいとの考えのもとSDGs推進を担う。また、NPO法人としてサステナブルをテーマに生活者に向けた啓発イベントを行う。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..