仏シンクタンク、3メガバンクの化石燃料融資を酷評

■記事のポイント
①フランスの環境金融シンクタンクが、邦銀3行の脱化石の取り組みを分析
②邦銀3行は「ネット・ゼロ・バンキング・アライアンス」に参加している
③しかし取り組みのスピードが遅く、コミットメント達成は難しいと酷評した

フランスの環境金融シンクタンク「Reclaim Finance」(リクレイム・ファイナンス)は、ネットゼロに向けた銀行の国際的なイニシアティブ「ネット・ゼロ・バンキング・アライアンス(NZBA)」に参加する日本の3メガバンク(みずほ、三菱UFJ、三井住友銀行)の化石燃料関連融資の削減ペースが、他国のNZBAメンバーに比べ「あまりにも遅い」と酷評した。(オルタナ総研フェロー=室井孝之)

2020年3月設立。本部はパリ、欧州、米国に拠点を置くシンクタンク
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室井 孝之 (オルタナ総研フェロー)

42年勤務したアミノ酸・食品メーカーでは、CSR・人事・労務・総務・監査・物流・広報・法人運営などに従事。CSRでは、組織浸透、DJSIなどのESG投資指標や東北復興応援を担当した。2014年、日本食品業界初のダウ・ジョーンズ・ワールド・インデックス選定時にはプロジェクト・リーダーを務めた。2017年12月から現職。オルタナ総研では、サステナビリティ全般のコンサルティングを担当。オルタナ・オンラインへの提稿にも努めている。執筆記事一覧

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キーワード: #気候変動

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