記事のポイント
- 仏のジャーナリスト500人が「気候変動の記事で広告主に忖度しない」と宣言
- 同国では実業家がメディアを買い占め、圧力をかけることが問題視されていた
- ドイツでも同様の動きがあり、欧州他国にも広がる可能性がある
フランスのジャーナリスト有志が9月14日、「気候変動ジャーナリスト憲章」を発表した。IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)第6次評価報告書が、気候変動の情報を伝えるメディアの重要性に言及したことを受け、500人のジャーナリストが署名した。憲章はドイツに次ぐ2カ国目で、「広告主や資金提供者に忖度しない」などジャーナリストの仕事の仕方について13項目を定めた。(在パリ編集委員・羽生のり子)
