「不要な森、1万円で買います」地場企業と保全団体動く

記事のポイント


  1. 放置林などの不採算森林を買い取るサービスが、北関東エリアで始まった
  2. 買い取った森林には郷土樹種を植えて、生物多様性ある森に再生する
  3. 脱炭素や自然資本の保全など、サステナブル経営を掲げる企業の関心も高い

植林ベンチャーのグリーンフォレスターズ(東京都千代田区、中井照大郎社長)と、森林保全団体のモア・トゥリーズは9月、不採算森林の買取サービスを始めた。放置林や造林放棄地を1ヘクタール1万円で買い取り、新たに植林を行う。長期的には協賛企業を広げ、生物多様性のある森を再生させる目標も掲げている。(オルタナ副編集長・長濱慎)

「森を手放したい」ニーズに応え森林を再生させる仕組み
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

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