検定テキストから:国連グローバル・コンパクトとは何か

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第1章:日本と世界におけるCSRの現況
1-8:国連グローバル・コンパクトとは何か

アナン国連事務総長(当時)が提唱

国連グローバル・コンパクト(UNGC)とは、1999年のダボス会議席上で故コフィー・アナン国連事務総長(当時)が提唱し、その後、歴代の国連事務総長も明確な支持を表明しているイニシアティブだ。

2000年7月26日にニューヨークの国連本部で正式に発足し、企業を中心としたさまざまな団体が、責任ある創造的なリーダーシップを発揮することにより、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組みづくりに自発的に参加する国連のグローバル・コンパクトオフィス(GCO)に発展している。

UNGCの原則が提案された背景にはさまざまな事象があり、大きくは2つだ。1つは、グローバリゼーションの負の側面が目立ち、過激な反グローバリゼーションの動きが出てきたこと。2つ目は、人類的課題を解決するには国だけでは無理で、企業などの民間に大きな役割を期待せざるを得なくなったことである。

国連グローバル・コンパクト 4分野10原則

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サステナ経営検定

サステナ経営検定

「サステナ経営検定」は、多くの企業や組織が持続可能(サステナブル)になるために、CSRの意義とメリットを広め、実践してもらうこと、また検定合格者が健全で生産性や競争力が高い社会の実現に貢献することを目指しています。 「サステナ経営検定」は、1級~4級まであります。1級試験は秋、2~3級試験は春と秋、4級試験は毎月実施しています。

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