*この記事は「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版(2022年11月30日発売)」から抜粋しています。テキストの購入はこちら、サステナ経営検定についてはこちら
第2章:社会の中での企業の役割
2-8:企業の社会貢献と寄付
■企業の社会貢献の変遷
1990年は「フィランソロピー元年」と言われた。その当時の基本概念は、「企業市民」と「啓発された自己利益」(他人の利益を尊重することがいずれ自己の利益の促進に連なること)だった。
2000年代に入り、CSR/CSVへと、本業と関連付けて社会貢献を戦略的に考えることが求められてきた。しかし、経済志向に軸足を置いたままの取り組みで、自然環境・社会環境の劣化の歯止めには至らなかった。
その反省から、SDGsが採択された2015年からは全社的取り組みへと進み、社会貢献活動もそれを具現化するものと考えられるようになった。冒頭の2つの基本概念をベースに置きつつ、社会における企業のパーパス(存在意義)を明確にする「パーパス経営」も重要視されている。
■従業員の参画を推進する寄付・ボランティアの動向と意義
*この続きは「サステナ経営検定(サステナブル経営/CSR検定)3級公式テキスト2023年版」に掲載しています。テキストのご購入はこちら