新年の読書は『超圧縮地球生物全史』:人類は地球の一部と実感

記事のポイント


  1. 生命38億年の歴史を超圧縮した『超圧縮地球生物全史』(ダイヤモンド社)
  2. 「地球の誕生」から「サピエンスの絶滅」まで全歴史を一冊に凝縮した
  3. 筆者は、「分かっていたつもりで分かっていなかったことにたくさん気づかされた」という

■小林光のエコめがね(25)■

2023年の年越しは八ヶ岳の麓、金山デッキで過ごした。好天続きだったので、スキーにも3回行けた。寒い時の貴重な野外スポーツ活動になったが、寒いときは、ストーブの前で読書もよいものだ。特に新年の読書には、来し方行く末を考えさせる気づきがあるとなおよい。

そこで選んだのが掲題の本『超圧縮地球生物全史』(ダイヤモンド社)だ。生物の歴史を鳥瞰している。

『超圧縮地球生物全史』(ダイヤモンド社)
hikaru

小林 光(東大先端科学技術研究センター研究顧問)

1949年、東京生まれ。73年、慶應義塾大学経済学部を卒業し、環境庁入庁。環境管理局長、地球環境局長、事務次官を歴任し、2011年退官。以降、慶應SFCや東大駒場、米国ノースセントラル・カレッジなどで教鞭を執る。社会人として、東大都市工学科修了、工学博士。上場企業の社外取締役やエコ賃貸施主として経営にも携わる

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キーワード: #生物多様性

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