「生物多様性が高い方が地域は栄える」を実践するために

記事のポイント


  1. 環境と共生できる地域を目指す八ヶ岳西麓の3市町村が学習会を公開
  2. 東京大学先端科学技術研究センターの森章教授が講演を行った
  3. 水田耕作地の生物多様性を高めた方が、稲の収量5%増加したとの研究結果を発表した

■小林光のエコめがね(26)■

八ヶ岳西麓の3市町村(茅野市、富士見町、原村)は、かつての野立て太陽光発電所の立地反対の住民運動を踏まえ、メガソーラーを介してでない、新しい形の、環境と共生できる地域の具体化を目指している。このため、3首長が、自ら参加する学習会を住民に公開しつつ重ねて、地域の新しい形を模索中だ。この模索を、東京大学先端科学技術研究センターでもお手伝いをすることにして、そのための参加の形を、東大側も模索しつつある(今後の検討を踏まえ、包括連携協定を3月に結ぶことを計画している)。

東京大学先端科学技術研究センターの森章教授
hikaru

小林 光(東大先端科学技術研究センター研究顧問)

1949年、東京生まれ。73年、慶應義塾大学経済学部を卒業し、環境庁入庁。環境管理局長、地球環境局長、事務次官を歴任し、2011年退官。以降、慶應SFCや東大駒場、米国ノースセントラル・カレッジなどで教鞭を執る。社会人として、東大都市工学科修了、工学博士。上場企業の社外取締役やエコ賃貸施主として経営にも携わる

執筆記事一覧
キーワード: #生物多様性

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..