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第4章:必須キーワード
4-6:オーガニック/有機農業
■国内外で有機農業はどのように発展してきたか
日本では戦後、農業の工業化という掛け声の下、化学肥料が普及し、作業の効率化と共に収穫量の増加をもたらした。一方で、ミネラルの不足や栄養の偏りによって土壌のバランスが崩れ、病虫害の発生、連作障害が拡大し、農薬の大量使用につながることになった。
その結果、堆肥などによる土づくりがおろそかになることによって、生物多様性も失われ、化学肥料と農薬の大量使用という悪循環に陥り、作物が育たない連作障害(嫌地現象)が多数みられるようになった。
こうした時代背景の中で、1971年に設立された「日本有機農業研究会」が名称を含め有機農業の推進を提唱したと言われている。有機農業の原点は「環境に配慮し、生物の多様性による生態系のバランスや土づくりを重視した持続可能な農業の実現」にある。
■有機農業にはどのような問題点があるか
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