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■SDGsにもクリーンエネルギーとして推奨
自然エネルギーは一般的に太陽光、風力、水力、バイオマス、地熱など自然由来のエネルギーを指す。「再生可能エネルギー」と同義語ですが、「再生可能」は難解な用語であるため、本書では自然エネルギーの名称を使用する。
ただし、「再生可能」の意味を知っておくことは重要だ。これは英語のrenewable(リニューアブル)の訳語で、およそ「使ってもまた自然の力で補給される」という意味である。SDGsの目標7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」では、2030年までに世界のエネルギーミックスにおける自然エネルギーの割合を大幅に拡大させることがターゲットとして定められている。
日本では2003年、電力会社に一定の自然エネルギーの導入を義務付けるRPS制度が導入されたが、義務量が低く設定されたため、導入がほとんど進まなかった。その中で、2012年7月に施行された再生可能エネルギー特別措置法によって自然エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)が始まり、日本の自然エネルギー産業にとって大きな転機になった。
■気候変動対策の切り札の1つ
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