リコー、役員株式報酬に16の全ESG目標を組み入れへ

記事のポイント


  1. リコーは役員株式報酬を決める算定式にESG目標の達成率を組み込む
  2. 全社で定めた16のESG目標全ての達成率で評価し、割合は役員株式報酬の20%
  3. 財務と非財務の統合を加速してサステナ経営を推進していく

リコーは役員株式報酬を決める算定式にESG目標の達成率を組み込む。役員報酬とESG目標を連動する企業はじわりと増えてきたが、温室効果ガスの削減目標や女性管理職比率のみを指標に選ぶ企業が多く、割合も役員報酬全体の5~10%程度だ。同社では、全社で定めた16のESG目標全ての達成率で評価し、割合は役員株式報酬の20%とした。(オルタナS編集長=池田 真隆)

リコーがこのほど発表した新しい役員株式報酬の算定式では、株主総利回り(TSR)の成長率にESG目標の達成率を合わせた株式数に報酬基準額をかける。

リコーが定めた新しい役員株式報酬の算定式、株主総利回り(TSR)とESG目標達成率を合わせた
M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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キーワード: #脱炭素

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