世田谷区基本計画大綱、多様性を「活かす」ことまで踏み込む

小林光のエコめがね(28)■

自治体にとって基本計画とは、政策体系のうちの、最上位に立つ重要な計画である。世田谷区の場合、2023年度までの10年間をカバーするのが現行の計画で、その次の基本計画づくりのための指針が、昨年来審議会に諮られていた。

論者は、10年間在籍した同区の環境審議会で、ついこの間まで会長を務めたご縁からか、この基本計画審議会でも半年余にわたり委員を仰せつかっていた。その基本計画審議会の最終の第8回会合が去る3月29日に開催され、「基本計画大綱」として答申したので、報告しよう。

世田谷区基本計画大綱(クリックすると全文を確認できます)
hikaru

小林 光(東大先端科学技術研究センター研究顧問)

1949年、東京生まれ。73年、慶應義塾大学経済学部を卒業し、環境庁入庁。環境管理局長、地球環境局長、事務次官を歴任し、2011年退官。以降、慶應SFCや東大駒場、米国ノースセントラル・カレッジなどで教鞭を執る。社会人として、東大都市工学科修了、工学博士。上場企業の社外取締役やエコ賃貸施主として経営にも携わる

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キーワード: #生物多様性

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