記事のポイント
- ESG投資に関する学術研究のうち7割が「超過リターンがある」と主張した
- ESG投資が財務パフォーマンスに結び付くか研究者によって意見が割れていた
- GPIFが学術研究の結果を網羅的にまとめ、傾向を分析した
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は6月28日、ESG投資と投資パフォーマンスの相関関係を学術的に調べた報告書を公表した。国内外100本弱の研究論文を調べた結果、「ESG投資に超過リターンあり」と主張する論文が7割に及んだ。ESG投資は拡大しているが、投資パフォーマンスの向上に結び付くのか研究者によって意見が割れていた。今回の調査では学術研究の結果を網羅的にまとめ、傾向を分析した。(オルタナS編集長=池田 真隆)
