記事のポイント
- カンヌライオンズではSDGsに関連した作品が目立つ
- 日本の受賞作品も同様で、特に日本が持つ「強み」を生かした
- 日本の強みを広告手法にどう取り入れるべきか考察する
世界最大規模の広告祭「カンヌライオンズ」の受賞作品には、今後のSDGsに関するコミュニケーションについて生かせるアイデアが数多く存在している。日本の受賞作品を見ても、廃棄する貝殻からヘルメットを開発した取り組みやGDP(国内総生産)を補う指標として、ウェルビーイングを加味した指標「GDW(国内総充実)」の開発など、ユニークだ。SDGsコミュニケーションに活かせる日本の強みについて考える。(伊藤 恵・サステナビリティ・プランナー)
■廃棄する貝殻をアップサイクルした「SHELLMET」