記事のポイント
- アデコのグループ会社が、サービス業のスコープ3削減に向け実験を始めた
- 移動時の排出量を可視化するスマホAIアプリを社員300人以上が持ち歩く
- 脱炭素への行動変容を促すだけでなく、ウェルビーイング向上の可能性も
アデコグループのAKKODiS(アコーディス)コンサルティング(東京・港)は、サービス業の温室効果ガス(スコープ3)の多くを占める、移動時の排出量削減に向けた実証実験を始めた。マサチューセッツ工科大学(MIT)発のスタートアップが開発したAIアプリを社員300人以上に持たせ、通勤時などの排出量を可視化する。小杉山浩太朗サステナビリティ責任者は「可視化が行動変容を促し、脱炭素のみならず個人のウェルビーイングにつながる」と期待する。(オルタナ副編集長・長濱慎)