記事のポイント
- みずほ銀行など4社はESGファイナンス・アワード・ジャパン金賞に輝いた
- 環境省がESG金融に積極的な金融機関などを表彰するアワードだ
- ロべコ・ジャパン、大和証券、静岡銀行の3社も金賞に輝いた
みずほ銀行や大和証券など4社が、環境省が主催する「第7回ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の金賞に輝いた。同アワードでは、ESG金融に積極的に取り組む金融機関やサステナ経営に取り組む企業を表彰する。金賞に輝いたみずほ銀行については、「日本のESG金融のポテンシャルの拡大と企業価値の向上に貢献した」と評価した。(オルタナ総研フェロー=室井孝之)
第7回ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の金賞に選ばれたのは、ロべコ・ジャパン、静岡銀行、みずほ銀行、大和証券の4社だ。各企業の受賞理由は次の通り。
投資家部門 (アセットマネージャー部門):ロベコ・ジャパン
1)グローバル展開の責任投資家として日本と欧州の投資家をつなぐ橋渡し役を担うとともに、日本のサステナブルファイナンス市場の底上げに貢献している。
2)国際基準に基づいたコーポレートガバナンス面でのエンゲージメントの展開や、ネイチャーの観点を統合した評価手法を開発して本格運用に移しているなど、不断のレベルアップを進めている。
3)高水準の取組が新たな観点も含めて継続的に行われている点に加え、 業態を問わず他機関においても参考となる取組を行っている。
間接金融部門:静岡銀行
1)静岡県内の地域金融機関や自治体、地域産業との連携を深めるとともに、他地域への展開も見据えた具体的な取組を一層押し進めている。
2)「しずおかGXサポートZ」の開発を通じた融資先のスコープ3算定支援といった新たな取組の展開や、ネイチャー分野への挑戦など新領域にも果敢に取り組み、静岡県全体のESG推進に大きく貢献している。
3)こうした広範かつ長期的な視点に立った取組を、金融ビジネスとして成立させている。
間接金融部門:みずほ銀行
1)産業調査の強みを生かしたグランドデザインを描きながら、大企業との積極的な対話や、シップファイナンスやカーボンニュートラル分野において多角的な取組を展開し、営業施策や取組内容の深化へとつなげている。
2)サーキュラーエコノミーや自然資本への包括的なアプローチを進めている。
3)日本のESG金融のポテンシャルの拡大と企業価値の向上に貢献し、他の金融機関のモデルケースとなる。
金融サービス部門 (証券部門):大和証券
1)発行体と投資家双方の状況や需要を深く分析した上で、オレンジボンドといったテーマ性の高い案件に取り組み、最適なサステナブルファイナンスのフレームワークを提供している。
2)社内の人材育成や組織づくりを粘り強く進めている。
3)一貫して具体的かつ明瞭な説明により、発行体との対話においても理解の促進につながる説明がなされ、実効性の高い取組がされている。
金融機関以外の金賞受賞企業は、資金調達者部門の積水化学工業、環境サステナブル企業部門の伊藤忠商事、積水ハウスの3社である。



