「サステナブル・ブランド国際会議2018東京」(SB 2018 Tokyo)が3月1-2日、ヒルトン東京お台場(東京・港)で開かれた。SBはサステナビリティ(持続可能性)とブランド戦略の統合をテーマに2006年に米カリフォルニア州で生まれ、世界11カ国12都市で開催されている。今年度の世界共通テーマは「グッド・ライフの再定義」。国内外から140人以上の企業トップや専門家が集まり、50以上のセッションが行われた。2日間で昨年の来場者数を超える1640人が集まった。(Sustainable Brands Japan/オルタナ編集部=吉田広子)
■企業理念は「太陽の光」
午前中のプレナリーに登壇したオムロンの立石文雄取締役会長は、講演「オムロンの企業理念実践」で、「社会ニーズを先取りし、技術革新をもって社会的課題を解決してきた。人と機械の融合でより良い社会づくりに貢献したい」と話した。
同社は社憲(ミッション)として「われわれの働きでわれわれの生活を向上し、よりよい社会をつくりましょう」を掲げ、それを達成するための価値観(バリュー)の一つに「ソーシャルニーズの創造」を挙げている。