トヨタ流「問題解決」をNPOに伝授 「カイケツ」開講

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トヨタ財団が主催する「トヨタNPOカレッジ カイケツ」が5月17日、開講した。「トヨタNPOカレッジ カイケツ」は、7カ月間にわたり、トヨタ自動車が培ってきた問題解決の方法を実践的にNPOに伝えるプログラム。3年目を迎えた今年も、大分や広島、宮城など全国から集まったNPO17団体が参加している。(オルタナ編集部=小松遥香)

トヨタ自動車が1974年に設立したトヨタ財団は、社会課題に取り組む国内外の研究・事業に助成を行っている。

初日は、1分間自己紹介から始まった。受講者はそれぞれが抱える、「カイケツ」を通して解決したい問題についても話した。

山口市阿東地区で地域スーパーや住民の交流の場の運営、見守りサービスなどを行う特定非営利活動法人ほほえみの郷トイトイの高田新一郎副理事長兼事務局長は、「団体専属の職員がおらず、組織内の情報伝達が上手くいっていない。その結果、高齢者の多い地域で住民のみなさんを安心させるサービスを行いたいものの、実現できていない。住民のみなさんの満足度を上げるために、業務を整理し、情報伝達を円滑に行えるための組織づくりのヒントを得たい」と話した。

「難民の人も歓迎できる社会」をつくるために、国内で難民と暮らすシェアハウス事業などを行うNPO法人WELgeeの林将平さんは、「ビジョンやミッションを実現するために、優先順位をつけて業務に落とし込み、それを定量的に評価し、改善していくことができていない」と運営面での課題について語った。

受講者は6-7人のグループに分けられ、それぞれのグループに講師が一人ずつ就く。講師は、古谷健男・トヨタ自動車業務品質改善部主査、鈴木直人・日野自動車TQM推進室、中野昭男・のぞみ経営研究所所長、細見純子・一般社団法人中部品質管理協会経営企画室兼企画部次長の4人。

■「問題解決」の8ステップ

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2018年5月18日(金)21:05

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