東急が「RE100」で再エネ100%公約、国内鉄道で初

同社の山西宏和・社長室広報グループ報道担当はRE100に加盟したことについて、「再エネ促進に大きな影響力のある加盟企業と共に政策提言を実施するなど、業界においてもリーダーシップを発揮することを目指している。再エネビジネスに係るステークホルダーとの交流機会が増し、当社の取り組みに必要な知見を得ることに期待している」と述べた。

東急では、2019年3月から世田谷線を水力と地熱のみで発電した再生可能エネルギーで運行している。都市型通勤電車においては、日本初の二酸化炭素排出量ゼロで走る電車となった。

再生可能エネルギー100%で運行している世田谷線

同社では9月に長期環境目標を設定。2050年までには事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目指す。同年には、二酸化炭素の排出総量もゼロを目指す。

RE100のサム・キミンス統括責任者は、「東急が長期環境目標を設定し、鉄道会社として初めてRE100に加盟したことを歓迎する。東急が日本における低炭素社会の実現を推進し、特に運輸部門においてリーダーシップを発揮していることを嬉しく思う」と述べた。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #RE100

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