原発事故、ネットで専門家の声発信

東日本大震災でインターネットメディアが専門家の声を伝え、多くの市民が利用している。焦点となる東京電力福島第一原発の安全性への懸念が高まり、時々刻々と変化する状況に、速報に優れたネットメディアが注目を集めた。

ツイッターでは、東京大学理学部の早野龍五博士が放射線の知識を提供。地震発生直後の12日には1万フォロワー(講読者)が、15日午後には10万を超えた。経営コンサルタントの大前研一氏はマサチューセッツ工科大学で原子力工学の博士号を取得。動画投稿サイトのユーチューブの自ら学長を務めるBBT大学院大学のサイトで原発の解説を行った。

その他、伊藤乾東京大学大学院准教授、水野義之京都女子大学教授などがツイッター上で、専門家の視点から情報発信を続けている。原発にはさまざまな立場の人が情報を発信しているが、冷静に専門家の分析を受け止め、自己責任で対処したい。(オルタナ編集部=石井孝明)2011年3月15日

<各氏のツイッターアドレス>
早野氏:http://twitter.com/hayano
伊藤氏:http://twitter.com/itokenstein
水野氏:http://twitter.com/y_mizuno
早野氏のツイートをまとめたNPOのSMCのサイト
大前研一氏のユーチューブ上の解説

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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