米スタバ、北米全店でドライブスルーでもマイカップ可に

記事のポイント


  1. スターバックスは北米全店舗で顧客のパーソナルカップ使用に対応する
  2. ドライブスルーやモバイルオーダーでも、マイカップを持ち込める
  3. 使い捨てカップを削減し、2030年までに廃棄物の半減を目指す

米スターバックス(本社・シアトル)は、米国・カナダの直営店ならびにライセンス加盟店全店で1月3日から、顧客のマイカップの持ち込み・使用への対応を始めた。ドライブスルーやモバイルオーダーなどでの注文時にも、マイカップを使用できる。同社は、再利用可能なカップの使用を促進し、使い捨てプラスチックを削減することで、2030年までに廃棄物の半減を目指す。(オルタナ副編集長=北村佳代子)

ドライブスルーでもマイカップの使用が可能に

顧客はマイカップを利用すると、10セント(約15円)の割引が受けられる。

スターバックスはマイカップ持参による割引サービスを1980年代から提供してきた。

2020年には、新型コロナウイルス感染症の拡大で、感染防止対策としてマイカップへの対応を停止していたが、2021年6月に再開後、同年7月には韓国の4店舗で初めて使い捨てカップの使用を完全に廃止した。

日本では、2021年11月に、繰り返し使えるカップを「借りて・返して・再利用する」循環型プログラムの実証実験を始めた。

2022年には、カップを「借りる」試験プログラムを、シアトル、ワシントン、英国、スイス、シンガポール、フランスで導入し、2025年までに欧州、中東、アフリカの4000超の店舗での展開を目指して進めている。

ドライブスルーでのパーソナルカップの使用に関しては、2023年に米コロラド州で試験的に導入していた。

北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

オルタナ副編集長。アヴニール・ワークス株式会社代表取締役。伊藤忠商事、IIJ、ソニー、ソニーフィナンシャルで、主としてIR・広報を経験後、独立。上場企業のアニュアルレポートや統合報告書などで数多くのトップインタビューを執筆。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。2023年からオルタナ編集部。

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キーワード: #脱プラスチック

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