EU、代替フロンを50年に全廃:空調や冷蔵機器の影響必至

記事のポイント


  1. EU理事会は、代替フロン(HFC)を段階的に削減し2050年に全廃する新たな規制を採択した
  2. 空調や冷蔵機器で使われるフロン類は、CO2の数百倍から1万倍以上の温室効果がある
  3. フランスとベルギーの年間排出量合計に匹敵する、5億トンの排出削減を見込む

EUは、代替フロンのハイドロフルオロカーボン(HFC)の使用を2050年に全廃する。空調や冷蔵機器で使われるフロン類は、CO2の数百倍から1万倍以上の温室効果がある。CO2換算で、フランスとベルギーの年間排出量の合計にほぼ匹敵する、5億トンの排出削減を見込む。(オルタナ副編集長・北村佳代子)

EUはFガスに関する新規制を採択した
北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

オルタナ副編集長。アヴニール・ワークス株式会社代表取締役。伊藤忠商事、IIJ、ソニー、ソニーフィナンシャルで、主としてIR・広報を経験後、独立。上場企業のアニュアルレポートや統合報告書などで数多くのトップインタビューを執筆。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。2023年からオルタナ編集部。

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キーワード: #脱炭素

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