世界の気温、9カ月連続で過去最高:産業革命前から1.56℃上昇

記事のポイント


  1. 2024年2月の世界の気温は、9か月連続で過去最高記録を更新した
  2. 過去12か月の平均気温は産業革命前の平均気温から1.56℃上昇した
  3. パリ協定の1.5℃目標を、日・月単位で上回ることが常態化しつつある

EUの気象情報機関・コペルニクス気候変動サービスは、世界の平均気温が2024年2月、観測史上最も暖かかったことを発表した。2023年6月以来、9か月連続で、月の最高気温記録を更新した。過去12か月間(2023年3月~2024年2月)では、産業革命以前の平均からは1.56℃上回った。パリ協定で掲げる「1.5℃」目標を、月・日単位で超えることが常態化してきている。(オルタナ副編集長・北村佳代子)

2024年2月の地表面の平均気温(1991年~2020年との比較)
ERA5. Credit: Copernicus Climate Change Service/ECMWF.
北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

オルタナ副編集長。アヴニール・ワークス株式会社代表取締役。伊藤忠商事、IIJ、ソニー、ソニーフィナンシャルで、主としてIR・広報を経験後、独立。上場企業のアニュアルレポートや統合報告書などで数多くのトップインタビューを執筆。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。2023年からオルタナ編集部。

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キーワード: #地球温暖化

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