世界のCO2排出、57の化石燃料生産者で8割占める

気候変動シンクタンクの英NGOインフルエンスマップは4月4日、新たな報告書「カーボン・メジャー・データベース」を公開した。報告によると、パリ協定以後の7年間の世界の排出量は、わずか57の化石燃料生産者でその8割を生産していることが分かった。これは、CO2排出の発端となる石油・ガス・石炭・セメント企業をランキングしたもので、該当しないセクターが、排出削減の手を緩めて良いということではない。(オルタナ副編集長・北村佳代子)

パリ協定以降、世界の排出量の8割は57の化石燃料生産者に起因する
北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

北村(宮子)佳代子(オルタナ副編集長)

オルタナ副編集長。アヴニール・ワークス株式会社代表取締役。伊藤忠商事、IIJ、ソニー、ソニーフィナンシャルで、主としてIR・広報を経験後、独立。上場企業のアニュアルレポートや統合報告書などで数多くのトップインタビューを執筆。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。2023年からオルタナ編集部。

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キーワード: #脱炭素

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