記事のポイント
- 国内の研究グループは森林が大気中マイクロプラを捕捉することを実証した
- マイクロプラは空気からの吸入も多いが、森林による捕捉の研究はなかった
- 今回の研究で森林がマイクロプラ吸入のリスクを低減することが明らかに
日本女子大学を中心とする研究グループはこのほど、森林が大気中のマイクロプラを捕捉することを、世界で初めて実証した。マイクロプラスチックは経口摂取のほかに大気中からの吸入も多いと指摘されるが、これまで森林がマイクロプラスチックをどれくらい捕捉しているのかの研究はなかった。今回の研究によって、森林がマイクロプラスチック吸入のリスクを低減する役割を果たすことが明らかとなった。(オルタナ編集部・萩原 哲郎)