記事のポイント
- イケアは、インドなどの職人がつくったハンドメイド製品を発売した
- 同社は2012年から、途上国のソーシャルビジネスと協業している
- 6カ国11のソーシャルビジネスとともに、1万人以上の雇用を創出してきた
イケアはこのほど、インドやヨルダン、バングラデシュなどの職人が製作したハンドメイド製品「MÄVINN/メーヴィン コレクション」を発売した。同社は2012年から、世界6カ国11のソーシャルビジネスと協業している。途上国の職人が製作したハンドメイド製品を販売することで、1万人以上の雇用を創出してきた。(オルタナ編集部=松田 大輔)
イケアは2012年から、世界のソーシャルビジネスと協業を進めてきた。現在、6カ国で11のソーシャルビジネスとコラボしている。各地の職人のハンドメイド商品を販売し、1万人以上の雇用を創出してきた。
このほど発売した「MÄVINN/メーヴィン コレクション」では、手織りや手刺繍、手編みでつくったバスケットやラグ、ブランケット、クッションカバーなどを展開する。インドやヨルダン、バングラデシュなどの職人が細部にこだわり、ハンドメイドで仕上げた。
協働するラングストラ(インド)の創設者スミタ・ゴース氏は、「イケアとのパートナーシップによって、女性たちは仕事を手に入れ、定期的な収入を確保できるようになりました」と語る。
「多くの女性たちが、組織の中でより大きな責任を持つ力を得たと感じています。今の目標は、私たちがつくり出す仕事でさらに多くの人々に手を差し伸べることです。より相互に連携した、思いやりのある世界への小さな一歩です」。
イケア(スウェーデン)のデザイナーであるポーリン・マチャド氏は「このコレクションで一番ワクワクしたのは、生産現場で職人たちに会い、一緒に製品づくりができたことです」とコメントした。