「オルタナ式英単語術」(4) dip,spat,feud

3) feud
前のspat は「ちょっとしたいさかい」でしたが、より長期的に、深刻度を増すとfeud になります。積もる恨み、敵意・・かなり重い「不和」であることを理解してください。 セレブのゴシップネタなど、よくいわれる「お家騒動」もこれです。

The Complete History of President Trump’s Feud With Jeff Sessions(11月7日) トランプ大統領vsジェフ・セッションズ(元司法長官) 確執の全顛末
http://nymag.com/intelligencer/2018/11/history-trump-jeff-sessions-feud.html

一方、feud をネタにしているのがこちら。
Kimmel, Damon continue ‘feud’ at World Series(10月29日) 
キンメルとデイモン 「天敵」どうしワールドシリーズ観戦
https://www.usatoday.com/story/sports/ftw/2018/10/29/jimmy-kimmel-matt-damon-continue-feud-with-im-with-stupid-shirts-at-world-series/38315369/

feudという深刻なニュアンスがここではうまく生きていますね。訳も思い切り大げさにしたらよいかもしれません。不倶戴天の・・とか。

feudが笑いにかわったところで、今回はここまで。ではまた来月、お目にかかりましょう。

aishima

相島 淑美(神戸学院大学経営学部准教授)

日本経済新聞記者、清泉女子大学英文学科教員を経て現職。翻訳家。鈴木淑美名義でJFK伝記など20数冊の訳書がある。 博士(先端マネジメント、関西学院大学)、MBA(関西学院大学)、修士(文学、慶應義塾大学)。文化・文学の視点から日本のマーケティング、SDGs、エシカル消費について研究している。執筆記事一覧

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