SDGs (Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、少し硬い用語ですが、要するに、現在の地球規模的課題をふまえて持続可能性について語る場合の「世界の共通言語」と理解できます。国連での世界193か国の合意は重いものです。
17の目標と169のターゲットによって構成され、持続可能な社会づくりに関するさまざまなルールの集大成で、先進国でも途上国でも、政府、企業、関係者のすべてが、自主的に取り組む2030年に向けた目標です。
SDGsを経営に活用するのが「SDGs 経営」です。これにより、外には企業価値を高めて国際的競争に打ち勝ち、内には社会課題解決型のイノベーション創出と社内モチベーション向上につながる効果があります。
SDGs を盛り込んだ国連の2030アジェンダの文書の題名に「我々の世界を変革する」とある通り、SDGs の実践は社内外に変革をもたらすのです。この効果は筆者の伊藤園でのSDGs実践経験やコンサルティングした企業での効果からも実感します。
■SDGsの本質は何か?―SDGsの怖さに気づこう