【連載】多様で健康的なファッションの未来を考える(2)

3R原則という考えが広まり出して20年、未だ廃棄物の問題はどの業界でも課題の一つとされている。廃棄物への意識改革が今後の課題であり、これからの産業の分岐点であると思う。3Rに次ぐ新しい4番目の考えを元に、なぜ、廃棄物問題は根強く残っているのか?を考える。

リデュース(REDUCE)リユーズ(REUSE)リサイクル(RECYCLE)の頭文字をとって3Rという言葉は既に定着しつつあると思う。 近年、そこにリニューワブル(RENEWABLE)という言葉が加わるようになってきた。

unistepが作成したアイコン、左がごみ排出の削減を意味する「ウェイストレス」、右が廃棄物の活用を意味する「アップサイクル」

リニューワブルとは再生可能、すなわち新しく生まれ変わることを意味する。リニューワブルの考えにも様々あるが、今回はアップサイクル(UPCYCLE)について考えてみる。アップサイクルとは捨てられるはずだったものを活用することであり、「アップ」という言葉には不要物が新たに「質の向上」をするという意味が込められている。

アップサイクルはストーリー性とプレミア感醸成

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