DXが潮流のなかで、サステナビリティ情報開示にはどのような視点が重要なのか。安藤氏は3つのポイントがあると言う。
一つ目に挙げたのは「プロセスの可視化」。従来は定性的にしか評価されていなかったことも、デジタル・ツールによって数値化できるようになってきた。「これらを成果として効果的にステークホルダーにアピールすべき」(安藤氏)。
二つ目は「メディアの統合思考」。「ながらく情報発信の軸だった統合報告書やCSR報告書に加え、ウェブサイトの存在感が増している。だからといって発信メディアをサイトだけにすればよいわけではなく、サイトを中心とした、他メディアでの情報発信の一貫性が重要になってきた」。
最後に挙げたのは、「ステークホルダーファースト」。「ウェブサイトは様々なステークホルダーが閲覧するため、様々なステークホルダーの情報ニーズにマッチするコンテンツを準備しなければ、信頼を獲得できない」と語る。
1 2