2020年10月に、まず2.0・エンジンに小型モーターを組み合わせたマイルドハイブリッド版から発売されたマツダのクロスオーバーSUV、MX-30に2月、EV版が追加された。

容量35・5kWhのリチウムイオンバッテリーを積み、航続距離はWLTCモードで256キロメートルと、昨今のEVの大容量・長航続距離トレンドとは敢えて一線を画したスペックのMX-30EVモデルだが、これはバッテリー生産時なども含めたLCA全体でのCO2削減を真面目に追求した結果である。
これでは航続距離が足りないという人のためには2022年を目処に、発電用のロータリーエンジンを積んだプラグインハイブリッドモデルも用意される予定だ。