コロナ禍で「生理の貧困」が顕在化した意味(1)

キャンペーン「THE TAMPON BOOK」

ドイツでは生活必需品である生理用品が贅沢品であるキャビアより高い19%の消費税がかけられている。そのことに一石を投じた生理用品メーカーのキャンペーンが「THE TAMPON BOOK」だ。

タンポンを生活必需品と同じ税率で合法的に販売すべく、税率が7%である書籍の付録として販売。付録である15個のタンポンと40ページの書籍で不平等な税制に異議を唱えた。

「THE TAMPON BOOK」はインフルエンサーやメディアで取り上げられ社会的なムーブメントへ発展。税制度の改正を求める15万人分の署名が議会に提出され、ついに政府はタンポンなど生理用品の消費税を現行の19%から7%に削減することを決定した。

ひとつのキャンペーンが政府をも動かすムーブメントに発展した事例だ。

■近年「生理の貧困」への対策が進む海外

itomegumi

伊藤 恵(サステナビリティ・プランナー)

東急エージェンシー SDGsプランニング・ユニットPOZI サステナビリティ・プランナー/コピーライター 広告会社で企業のブランディングや広告制作に携わるとともに、サステナビリティ・プランナーとしてSDGsのソリューションを企業に提案。TCC新人賞、ACC賞、日経SDGsアイデアコンペティション supported by Cannes Lionsブロンズ受賞。執筆記事一覧

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キーワード: #ジェンダー/DE&I

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