動物はモノ以下か、畜舎を建築基準法から外す日本

【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス(6)

動物への扱いの酷さ、命の軽視、差別は悪化の一途をたどっている。国は鶏や豚や牛などの畜産動物を収容する畜舎を建築基準法から除外し、畜舎をもっと安く作れるようにしようという特例の法律をつくった。4月に衆議院を通過し、今月、参議院を通過する見込みだ。(認定NPO法人アニマルライツセンター代表理事=岡田 千尋)

2019年台風の際に、倒壊した豚舎で取り残され、足をけがして歩けない豚
chihirookada

岡田 千尋(NPO法人アニマルライツセンター代表理事/オルタナ客員論説委員)

NPO法人アニマルライツセンター代表理事・日本エシカル推進協議会理事。2001年からアニマルライツセンターで調査、戦略立案などを担い、2003年から代表理事を務める。主に畜産動物のアニマルウェルフェア向上や動物性の食品や動物性の衣類素材の削減、ヴィーガンやエシカル消費の普及に取り組んでいる。【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス

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