MUFGに「脱炭素」株主提案、否決も23%支持

株主のプレッシャーがMUFGの気候対策を動かす■

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が6月29日に開いた第16期定期株主総会で、環境NGO気候ネットワークと国際環境NGO所属の個人株主3人が提出した株主提案は否決されたが23%の賛同を得た。NGOによる株主提案では、MUFGに対して、融資方針をパリ協定に整合したものに見直すことを求めていた。(オルタナ総研フェロー=室井 孝之)

MUFGの株主総会の会場前で株主たちに環境に配慮した投融資方針を求めるNGO
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室井 孝之 (オルタナ総研フェロー)

42年勤務したアミノ酸・食品メーカーでは、CSR・人事・労務・総務・監査・物流・広報・法人運営などに従事。CSRでは、組織浸透、DJSIなどのESG投資指標や東北復興応援を担当した。2014年、日本食品業界初のダウ・ジョーンズ・ワールド・インデックス選定時にはプロジェクト・リーダーを務めた。2017年12月から現職。オルタナ総研では、サステナビリティ全般のコンサルティングを担当。オルタナ・オンラインへの提稿にも努めている。執筆記事一覧

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キーワード: #NGO#脱炭素

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