新疆問題:仏検察によるユニクロ捜査の背景は

仏検察当局は7月1日、ユニクロなど4社の捜査を開始したと発表した。NGO3団体が4月9日、中国・新疆自治区のウイグル人の強制労働に加担したとして、これら4社を提訴していた。オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)が2020年3月に発表した報告書では、82社がウイグル人の人権を侵害する現地企業と取引をしていた。その中からNGOが4社を提訴したのは、関与が明らかだったからだという。(在パリ編集委員=羽生のり子)

パリにあるユニクロ店舗(撮影・羽生のり子)
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羽生 のり子(在パリ編集委員)

1991年から在仏。早稲田大学第一文学部仏文卒。立教大学文学研究科博士課程前期終了。パリ第13大学植物療法大学免状。翻訳業を経て2000年頃から記者業を開始。専門分野は環境問題、エコロジー、食、農業、美術、文化。日本農業新聞元パリ特約通信員、聴こえの雑誌「オーディオインフォ」日本版元編集長。ドイツ発祥のルナヨガ®インストラクター兼教師養成コース担当。共著に「新型コロナ 19氏の意見」(農文協)。執筆記事一覧

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キーワード: #ビジネスと人権

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