パレスホテル、不揃い野菜を捨てずに総菜に

パレスホテルは1997年に生ごみを発酵処理し肥料化する「生ごみのリサイクル」を始め、ホテルとしては初めてリサイクルされた肥料「エコパレス」を特定農家に提供する活動を実施している。

2019年には日本食材による「地産地消」がコンセプトのフレンチレストラン「エステール」をパレスホテル東京にオープンさせた。同レストランは、オープン当初からフードロスを最小限に留められるよう「使用できる食材は全て調理する」をコンセプトとしている。

例えば、野菜は生やローストだけでなく、砂糖漬けやパウダー、ジュースにするといった様々な手法を駆使して残さず利用。魚も皮をチップスにし、骨はデコレーションで利用するといった工夫を取り入れている。

ラグジュアリーとサステナビリティの両立が課題

パレスホテル東京内の「スイーツ&デリ」では、ショートケーキの製造過程で生じる切れ端を使用した「端っこロール」というロールケーキも販売している
teramachi

寺町 幸枝(在外ジャーナリスト協会理事)

ファッション誌のライターとしてキャリアをスタートし、米国在住10年の間に、funtrap名義でファッションビジネスを展開。同時にビジネスやサステナブルブランドなどの取材を重ね、現在は東京を拠点に、ビジネスとカルチャー全般の取材執筆活動を行う。出稿先は、Yahoo!ニュース、オルタナ 、47ニュース、SUUMO Journal他。共同通信特約記者。在外ジャーナリスト協会(Global Press)理事。執筆記事一覧

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キーワード: #フードロス

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