生物多様性の最大級会議「気候危機と根は同じ」

国際自然保護連合(IUCN)は9月、仏マルセイユで「世界自然保護会議」を開いた。4年に1度だけ開催する、「生物多様性」にまつわる世界最大級の会議体だ。最終日には「気候変動と生物の多様性の危機は根源が同じであり、この2つを切り離した対策はありえない」と決議した。その内容は11月に英国で開く気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)にも影響を与えそうだ。(パリ編集委員 羽生のり子)

仏マルセイユで「世界自然保護会議」が開かれた。外の展示会場で
hanyu

羽生 のり子(在パリ編集委員)

1991年から在仏。早稲田大学第一文学部仏文卒。立教大学文学研究科博士課程前期終了。パリ第13大学植物療法大学免状。翻訳業を経て2000年頃から記者業を開始。専門分野は環境問題、エコロジー、食、農業、美術、文化。日本農業新聞元パリ特約通信員、聴こえの雑誌「オーディオインフォ」日本版元編集長。ドイツ発祥のルナヨガ®インストラクター兼教師養成コース担当。共著に「新型コロナ 19氏の意見」(農文協)。執筆記事一覧

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キーワード: #生物多様性#脱炭素

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