上場企業に変革迫る「株主アクティビズム」とは

【連載】:ESGアクティビズム最前線(1)

ESG投資に大きな地殻変動が起きています。「ESGに関するリスクを減らす企業に対し、株主総会で組織票が投じられるようになったら――。ゲームオーバーの日を迎える企業が出てきます」――。世界の上場企業にこう警鐘を鳴らすのは、直近の株主総会シーズンで188の上場企業に対して働きかけた実績を持つ米国の大手株主擁護団体・AsYouSow創設者のアンドリュー・べーハー氏だ。べーハー氏は株主として企業に変革を迫る「株主アクティビズム」の先駆者の1人として知られる。(松木 耕)

住友商事が進める石炭火力発電事業に反対する人たち
住友商事が進める石炭火力発電事業に反対する人たち 提供: Market Forces 写真クレジット: Taishi Takahashi

株式会社 Proxy Watcher 代表取締役。株主が企業に変革を求める「株主アクティビズム」の最前線を取材・発信(Twitter: @Proxy_watcher)。資産運用会社や非営利団体と日本企業の対話をサポート。上場企業向けにESGやIRに関するコンサルティングも実施。元日本経済新聞・記者(企業財務やアクティビストファンドの取材などを経験)。

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