食用鶏を生きたまま熱湯処理、英国では有罪判決も

【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス(12)

2020年度、54万3372羽の肉用鶏と採卵鶏が、と畜の際、生きたまま熱湯処理され、熱傷死した。どういうことかというと、屠殺の際に頸動脈を切るのに失敗して浅く首を切られ、失血死できず、次の工程である熱湯処理に生きたまま進んでしまったということだ。(認定NPO法人アニマルライツセンター代表理事=岡田 千尋)

生きたまま熱湯処理される様子が内部告発の動画により明らかになった
chihirookada

岡田 千尋(NPO法人アニマルライツセンター代表理事/オルタナ客員論説委員)

NPO法人アニマルライツセンター代表理事・日本エシカル推進協議会理事。2001年からアニマルライツセンターで調査、戦略立案などを担い、2003年から代表理事を務める。主に畜産動物のアニマルウェルフェア向上や動物性の食品や動物性の衣類素材の削減、ヴィーガンやエシカル消費の普及に取り組んでいる。【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス

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